刑事事件 [事例12]

酔った状態で歩いている時にスマホで盗撮を行い通報された→不起訴処分

30代男性
罪名結果
盗撮 不起訴

背景

Aさんは、その日、同僚とお酒を飲んで、かなり酔っていました。
帰宅途中までは同僚と一緒でしたが、電車を降りるときには同僚とは分かれていました。

そして、電車を降りた後、酔っていたAさんは、本件の被害者3名をそれぞれ付きまとい行為をしたうえ、スマホの動画機能で盗撮行為を行ってしまいました。

すぐに通報され、警察に任意の取り調べを受け、逮捕されることなく釈放されました。

釈放されたAさんは、被害者と示談をするために、弊所に御相談にいらっしゃいました。

対応

受任後ただちに警察を通じて被害者の連絡先を確認し、弁護人として被害者と接触を持ちました。

Aさんは、かなり酔っていたため、ご相談に来ていただいた当初は被害者が3名いることを覚えていませんでした。そのため、1名分相当の示談金の準備はできたものの、3名分の示談金の準備はありませんでした。
また、Aさんは本件で公務員の職を失うことになってしまったため、示談金の工面は困難な状況にありました。

そこで、Aさんの意向も確認したうえで、職を失ってしまったこと、そのため示談金の準備は難しいことを率直に被害者の方々に説明しました。

Aさんの反省の状況とともに、Aさん側の事情も正直に話したことで、示談金は必ずしも十分とは言えない金額ではあったものの、被害者の方にご納得いただいたうえで、示談していただくことができました。

また、Aさんは、実は盗撮の余罪があるとのことから、盗撮を今後繰り返すことがないように、カウンセリングと専門医の診察をうけました。

結果

検察官に対して、被害者全てと示談が成立したこと、カウンセリング等の再犯防止の取り組みを行っていることを報告した結果、不起訴処分を獲得することができました。

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