交通事故 [事例10]

60代会社員、後遺障害9級10号にて示談金1500万円超獲得

60代男性
主な症状損害賠償金
硬膜下血腫、頚椎捻挫、腰椎捻挫 1500万円

背景

Aさんは、車両を運転し停車中に後方から加害車両に追突されました。

通常、治療費は、相手損保が病院に直接支払いますが(内払い)、本件では、相手損保から、持病を理由に、健康保険を使って通院するよう言われていた点にAさんはご不満でした。

対応

本件では、治療費について相手損保から病院への直接払いをされるよりも、労災を使ったほうが、休業損害の増額可能性がある点や内払いの打ち切りリスクが低い点でAさんにとっては有利でしたので、労災で進めました。

治療終了後、被害者請求にて後遺障害申請し、9級が認定されました。その後示談交渉に移り、人損については、当方の請求額に対し相手損保の最初の回答はおよそ8割程度のものでした。
しかし交渉した結果、これを9割程度まで増額することに成功しました。

なお、相手損保は、当初、Aさんの持病を主張しており、素因減額されてしまうリスクが予想されましたが、示談時に素因減額はされませんでした。
また、物損については、転院に代車が必要でしたので、相手損保と交渉し、転院時まで代車の使用期間を延長してもらいました。

結果

後遺障害9級にて示談金15,300,000円ほど獲得しました。
治療中には、休損の内払請求も定期的に行っていましたので、実際にはAさんには最終的な示談金額以上の金額をもたらすことができています。

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