交通事故は他人事ではない!藤沢市における事故発生状況と解決策
神奈川県では、毎年数多くの交通事故が発生しており、平成29年度は、交通事故の死者数が149人で全国ワースト7位という残念な結果となっています。
その中でも、藤沢市では、どのくらいの交通事故が発生しているのでしょうか?
今回は、平成29年度の詳しいデータと共に、藤沢市の交通事故の詳細を探っていきたいと思います。(出典:藤沢市ホームページによる2017年(平成29年)藤沢市内の交通事故統計より)
このコラムの目次
1.藤沢市内の平成28年度と平成29年度の交通事故発生状況
平成28年度
交通事故発生件数:1,293件
交通事故死者数:4人
交通事故による負傷者数:1,543人平成29年度
交通事故発生件数:1,435件
交通事故死者数:7人
交通事故による負傷者数:1,705人
平成28年と平成29年の交通事故状況を比較してみると、発生件数、死者数、負傷者数、全ての項目において平成29年の数が増加してしまっています。
平成25年から平成28年にかけては、発生件数、死者数、負傷者数全てが年々減少し続けていたので、藤沢市の交通事故対策は一見、身を結んでいるかのように思えましたが、平成28年から平成29年にかけての増加状況をみると、今後も気を引き締め、市が一丸となって交通事故の減少に取り組んでいかなければならないでしょう。
2.藤沢市内の曜日別交通事故発生状況(平成29年中)
曜日別事故発生件数
- 日曜日 151
- 月曜日 205
- 火曜日 219
- 水曜日 216
- 木曜日 244
- 金曜日 222
- 土曜日 178
- 合計 1,435
平成29年に、藤沢市で最も交通事故の発生件数が多かった曜日は、木曜日でした。
木曜日は、週の後半に突入し、誰しも疲れが出始める頃です。
運転する方も、歩行者側も、お互い判断力が鈍っている状態であるため、事故が多発しやすいのかもしれません。
ちなみに、死者数が多かったのは水曜日と金曜日、共に2名でした。
土曜日は休みという人が多く、金曜日は解放感により気持ちが緩みがちであり、死亡事故が多いものと推測されます。
3.藤沢市内の時間帯別交通事故発生状況(平成29年中)
時間帯別事故発生件数
- 6時~8時 120
- 8時~10時 209
- 10時~12時 168
- 12時~14時 160
- 14時~16時 206
- 16時~18時 216
- 18時~20時 172
- 20時~22時 87
- 22時~24時 37
- 0時~2時 25
- 2時~4時 14
- 4時~6時 21
- 合計 1,435
平成29年に、藤沢市で最も交通事故の発生件数が多かった時間帯は、16時~18時でした。次に多かったのが、8時~10時です。
このことから、藤沢市では、通勤・通学の時間、そして帰宅時間帯に事故が多発する傾向にあることがわかります。
これらの時間帯は、自動車、自転車、歩行者、全て多くなるうえ、だれもが急いでいて、注意力が散漫になってしまっているのではないでしょうか。
4.藤沢市の交通事故による死者の年齢層(平成29年中)年齢
年齢別死者数
- 0~14歳 0
- 15~24歳 0
- 25~39歳 2
- 40~64歳 0
- 65歳以上 5
- 合計 7
平成29年の藤沢市での交通事故による死者のうち、およそ7割が65歳以上の高齢者でした。
横断歩道が遠いなどの理由で、横断歩道ではなく道路を渡って移動しようとするお年寄りの歩行者は、藤沢市でも大変多いです。
若い時は、車が近付いてくるスピードを認識する力や、車が来ない間に渡ることの出来る体力もありましたが、年齢を重ねることにより、残念ながら認識力も体力も衰えてしまいます。
しかし、今まで事故に遭うことがなかったから、と自分を過信して道路を横断し、車と衝突してしまう高齢者の数は、年々著しく増加しています。
どんなに遠くて面倒でも、必ず横断歩道を渡るようにしましょう。
また、運転者も、お年寄りの急な飛び出しに対応出来るような運転を心がけましょう。
5.藤沢市の二輪車での事故による年齢別負傷者数(平成29年中)
年齢別負傷者数
- 20歳未満 42
- 20~24歳 55
- 25~29歳 34
- 30~49歳 151
- 50歳以上 89
- 合計 371
平成29年の藤沢市での二輪車の交通事故による負傷者は、30歳~49歳が最も多いという結果でした。
平成26年の自動車検査登録情報協会による「都道府県別・車種別自動車保有台数」によると、神奈川県は、バイクの保有台数が、東京都に次いで全国第2位となっており、バイクを運転している人の数が非常に多いことがわかります。
神奈川県は、湘南の海や美しい風景を楽しみながらツーリング出来る点も人気なのでしょう。
30歳~49歳という年代は、免許を取得してから10年以上経っている人が多く、運転に慣れているという慢心から、事故が多発しているものと思われます。
バイクは風が気持ちよく、ついスピードを出してしまいがちですが、制限速度を守り、必ず安全運転で走行しましょう。
6.藤沢市で交通事故が発生しやすい道路や交差点について
平成29年に藤沢市で起きた交通事故の、道路別発生状況について見ていきましょう。
交通事故の発生件数が最も多かったのが、国道467号線で142件でした。
特に、南藤沢交差点や、藤沢橋交差点は、慢性的に渋滞しているため、追突事故が多発しています。
その他には、国道1号線や、県道30号戸塚・茅ヶ崎線での事故が多いという結果でした。
国道1号線は、スピードを出して走っている車が多く、制限速度違反による交通事故が発生しやすいことで知られています。
また、県道30号線浜見山交差点は、辻堂駅に近く、県道308号線とも交わっており、交通量が多く、事故が多いため注意が必要です。
7.藤沢市で交通事故被害に遭ったら泉総合法律事務所藤沢支店へ
交通事故は案外身近なもので、誰もが巻き込まれてしまう可能性があります。不意の交通事故で怪我をしてしまった場合、誰もが気が動転して、何をするべきか分からなくなってしまうでしょう。
また、交通事故の解決までには、保険会社との煩わしいやりとりや、納得いかない損害賠償の提示など、トラブルや悩みがつきものです。
藤沢市、茅ケ崎市、鎌倉市、東海道線・小田急江ノ島線沿線にお住まい、お勤めの方で、交通事故でお悩みの方は、是非一度泉総合法律事務所藤沢支店の無料相談をご利用ください。納得できる解決まで弁護士が全力でサポートいたします。
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